朝8時、アウトドアビレッジを出発
粟鹿地域自治協議会主催の粟鹿山登山は、参加者20名のメンバー編成で、少し朝霧の残る中を山に向かいました
紅葉には少し早い時期ですが、暑くもなく、寒くもなく
快晴とまではいかなくも、まずまずの天気に恵まれ、初めての方や何十年ぶりかの方も期待に胸を膨らませて歩みを進ませて行きました
杉や檜の針葉樹の森を抜け、粟鹿川の源流の沢を横切り、途中からは広葉樹の優しい風が通り抜ける林の中を、一歩一歩ふるさとの山を感じながら・・・
途中休憩の間には、「昔の森と今の森の違い」や「これからの里山づくり」のお話やら、粟鹿山にまつわる伝説の話で、改めてふるさとの山の温もりを感じたのではないでしょうか
また、根には毒のあるトリカブトの可憐な花(写真中)を鑑賞したり、山グミや夏ハゼ(むけんちょろ)の実の懐かしい味を楽しんだりで、秋の粟鹿山を五感で感じていました
頂上はやっぱり爽快そのもの
空気の澄んだ時は、日本海が見えるのですが、今回はその手前の来日山(城崎)や氷ノ山(養父市)までは何とか・・・
それでも眼下の山東町・和田山町はもちろんのこと、神鍋ドームや竹田城・黒川ダムはしっかりと眺めることができました
子どもの頃に登ったっきり、機会がなかった人や
今の子どもたちは山登りをしなくなってしまった現状から、こういった機会は是非継続すべきだと感じました
心身の健康のため
そして自然と歴史豊かな地に住むものとして、「ふるさとの自然」や「ふるさとの伝説」を直接身体で感じ、悠久の郷を永く後世に継承させたいものです